長崎のABC不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「会社で働く苦しみをなくすシンプル思考」
著者:小倉広
満足度:★★★★☆
別に私が苦しいわけではありません(笑)
私は理想に向かって楽しく仕事しているつもり。
でも、多くの人が様々な理由で苦しむのは、
当然のごとくあると思います。
そこで、働く苦しみと、
その解決法の両方を知りたくて購入しました。
読んでみて思ったのは、
苦しいと感じている認識はなくとも、
実は私自身も苦しいのだなということ。
苦しいと認めないほうが楽ですが、
認めないことには解決もしません。
他人を理解するために購入した本ですが、
意外にも自分の役に立ちました。
小倉さんの本を読むのは、
確かこれで4、5冊目です。
著作は20冊を超えていらっしゃるようなので、
まだまだ一部しか読めていませんが、
今までにハズレはありませんでした。
今回、これまで読んだ小倉節とは少し勝手が違っています。
私の小倉さんのイメージはどちらかといえば、
さすが元リクルート出身と思えるほど、イケイケな感じ。
しかし、今回はこれでもかというほど、
自分の失敗談をさらけ出し、
それを例にして話が進んでいくという内容。
そんな小倉さんの失敗談は、
似たような経験をしている人が多いと思います。
だから、わかりやすい。
少しだけ抜粋してみます。
事象が人を苦しめるのではない。
解釈、認知が人を苦しめるのだ。
どんなに正しい理論でも、
相手がそれに共感するとは限らない。
そして、相手が未熟であろうが、
相手を無理やり変えることはできない。
結果が出るギリギリまでこだわり、努力し、
結果が出た瞬間にこだわりを捨てる。
助言を求められたときは、気をつけたほうがいい。
相手が求めているのは、
本当は助言ではなく承認だ。
強制しない、押し付けない。
押しつけられたら、相手は必ず押し返す。
仕事には意味が必要だ。
人は意味のない仕事には耐えられないが、
意味が感じられれば頑張れる。
今いるメンバーがベストメンバー。
太字にしている、
「結果」についての部分ですが、
小倉さんはラグビーの試合にたとえて、
「ノーサイド」という言葉を使っていました。
試合に備えて練習に練習を重ね、
試合では勝利に向けて全力を尽くすが、
ゲーム終了と同時にノーサイド。
ノーサイドとは、
ホイッスルとともに勝ち負けを離れ、
敵味方がお互いの健闘をたたえ合うという、
スポーツマンシップをいいます。
つまり、結果は問題ではないということ。
結果にこだわらないというふうに聞こえるかもしれませんが、
そうではありません。
結果にはものすごくこだわって全力で取り組み、
結果が出たその瞬間に、
その結果には執着しないという考え方。
似たような考え方の例として、
日本一のマグロ漁師・山崎倉さんの言葉も
掲載されていました。
毎日の漁はもちろん道具の改良、
船の点検も怠らない。そして結果を待つ。
抗いようがない自然が相手だからこそ
自分ができる範囲のことをやり尽くすしかない。
これ、営業にも参考になりそうな言葉です。
相手あってのことなので、
自分がやれることをやり尽くして、
あとはお客様のご意向に従うしかありません。
そういえば、少し前に、
私は折りたたみ傘を買いました。
旅をするたびに必ず半分は雨が降るからです(笑)
究極の雨男です。
たとえば、1泊2日の場合、
1日は晴れて、1日は雨が降ります。
人生、良いことも悪いことも平等に起こるのだと、
たったの2日で悟らせてくれるわけです。
そして、傘を購入した私は、
雨が降って、その不運にガッカリするのではなく、
そんな不運を「受け入れた」ということになります。
私も大人になりました。
買ったときは、
そんなことを意識していたわけではありませんが、
この本に載っている松下幸之助さんの名言を見て
そう思いました。
「雨が降ったら、傘をさせばいい」
もちろん、これは比喩の言葉ですが、
私にはダイレクトに伝わりました(笑)
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