ワーク・シフト

  • 2013.02.11
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長崎のABC不動産のホンダです。

長崎では、ランタンフェスティバルが始まりました。

中国の旧正月を祝う長崎の一大イベントです。

市内中心部に無数のランタンが設置され、

夜はとても美しいです。

ニュースでは、

今年は92万人の集客を見込んでいると言っていました。

期間中、様々な催しが行われますが、

本日の午後からのイベント「皇帝パレード」にて、

長崎出身のガオレンジャー、いやいや、

長崎出身の俳優・金子昇さんが登場するようです。

ランタンフェスティバルは、今月24日まで。

今度、写真撮ってきます。

さて、今日は本を紹介します。

「ワーク・シフト」

著者:リンダ・グラットン

満足度:★★★☆☆

長崎のABC不動産の部長のブログ

よく売れていたようだったので買ってみました。

2025年の世界を想定して、

そこで働く人々がどんな暮らしをしているのか、

ショートストーリーで紹介されています。

著者は、ロンドンビジネススクールの教授。

単に想像で描いているというわけではなく、

根拠のある未来描写になっているようです。

未来は今より一層、

インターネットで世界中が繋がっているので、

場所を選ばず、自宅で自分の特殊能力を

活かした仕事ができるようになっている。

たとえば、医者。

ある分野の権威である医者は、

自宅にいながら世界中の患者の手術を行うことができる。

モニターで患部を見ながら、

現地のチームやロボットが執刀してくれる。

ビジネスマンはグローバルな環境によって、

仕事の時間が曖昧になる。

家にパソコンもなかった時代、

会社での仕事を終えて帰宅すると、

そこで仕事のやりようがないので、

仕事とプライベートの境がクッキリしていた。

しかし、未来はグローバルな世界。

世界は眠らない。時間は小間切れ化し、

まとまった時間はとれなくなる。

将来、現実的にそういった世界になると予測して、

これからどういう準備が必要なのか、

そういうことが提案されている本です。

まず、未来では、

誰にでもできる単純な作業は、

コストの安い労力やロボットに仕事を奪われる。

これは今でもそうだと思います。

未来に必要なのは、

専門的で他人にマネのできない差別化された技能、

つまり、スペシャリストでないとならない。

さらに、ただ一つの技能だけだと、

変化に対応できない場合もあるので、

ある技能を極めたら、

また次の技能を身に付ける、

そういう連続スペシャリストへの道が好ましいそうです。

あと、人的ネットワークも重要であるということ。

ダイバーシティはモノカルチャーを凌駕する。

専門的ではない、誰にでもできることは、

代わりがいくらでもいるし、

また、専門技能を持っていたとしても、

単独では弱いということ。

そして、本書は以下のように結んでいます。

自分がどういう人間なのか、

人生でなにを大切にしたいのかをはっきり意識し、

自分の前にある選択肢と、

それぞれの道を選んだ場合に待っている結果について、

深く理解しなくてはならない。

普通でありたいと思うのではなく、

ほかの人とは違う一人の個人として自分の生き方に責任を持ち、

自分を確立していく覚悟が必要だ。

漠然と日々を送るのではなく、

主体的に未来を築いていくことが必要だということです。

とても良い本だと思ったのですが、

最近、この手の本が多いので

個人的には今までに読んだ本とかなり重複しています。

その意味で満足度は★3つ。

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ホンダ

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