長崎のＡＢＣ不動産のホンダです。
今日は本を紹介します。
「ナガオカケンメイのやりかた」
著者：ナガオカケンメイ
満足度：★★★★★（満点）
デザイナーであり、
雑貨や家具などのセレクトショップ、
「D&DEPARTMENT」経営者・ナガオカケンメイさんの本。
長く愛されるもの、
ロングライフなモノ作りを提唱している人です。
デザイナーというモノを生み出す職業にありながら、
リサイクルにも注力しています。
１９６０年代の日本で作られていた、
「世界に通用するスタンダード」を復刻する活動、
「６０VISION」をやったのもナガオカさんです。
カリモク６０、マルニ６０、アデリア６０など。
カリモク６０などは私も好きなブランドです。
Ｋチェアは特に手に入れたい逸品。
本書は、そんなナガオカさんの仕事に対する思いなどが綴られた、
日記タイプの本になっています。
２００８年に発売されたものです。
こう言っては恐れ多い気もしますが、
距離感がとても近い感じがする人。
そういう感想です。
実際にウェブサイトも見てみましたし、
ネットショップで買い物もしてみました。
とても良かった。
次は実店舗に遊びに行ってみたいと思いました。
いや、４月以降、必ず行きます。
モノは液晶画面で見るだけではなくて、
実物にふれるほうがいいです。
それに、モノを単体で見るより、
お店全体に感じる世界観を楽しみたい。
そうそう、本書にもこう書いてありました。
商品は「どういう店を作りたいか」という意思を伝える
ひとつの媒介役でしかない。
ついでに、もう一つ気になったフレーズを。
楽譜を素人の僕が持っていても、
その素敵さと意味、
作り手が表現したかったことは読み取れません。
しかし、それがＣＤという、
誰でも手に入る「もの」になったとき、
すべてを手に入れる。
さすがにいいこと言うなぁ。
モノを通して、作り手が伝えたいことを体験し、
感動したり、楽しんだり。
ほかにも、
デザインがまったく良くない掃除機の話もありました。
見た目はとにかく良くないデザインなのだけど、
吸引力があって、ゴミが吸い込まれていく様子が見える。
使っているとなんだか楽しい。
これって、いいデザインということなのか？
そういうことが書いてありました。
この話のなかにも、モノ作りのヒントがあるような気がします。
やる気が出ました。
他の本も読もうと思います。
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